子どもの頃、自転車に乗れるようになるまでどのくらい練習しましたか?

 

私自身は運動神経の悪さもあり、乗れるようになるまで非常に苦労した記憶があります。

お恥ずかしいですが、小学校に入ってから、やっとこさ乗っていたと思います。

 

そんな私の息子ですが、3日に分けて、合計3時間で自転車に乗れるようになりました。

 

今では自分ですいすい走るようになり、危ない時はきちんと止まってくれることを覚えました。

 

今回は、自転車の乗り方のコツと、どうやって教えるのが近道なのか、その教え方をご紹介したいと思います。

自転車に乗る前に

自転車に乗る前に、スムーズに乗れるようにするための段階を踏んで準備していきましょう。

お子さんの年齢や体格に合わせて、ストライダーなどの足けりバイクを用意します。

 

これは、足けりバイクを単独で購入することもできますし、もしお子さんの背が高く、自転車のサドルを下げれば足が地面にしっかり付くなら、普通の自転車のペダルを外して使うこともできます。

 

年齢が4歳5歳となってくると、足けりバイクを使う期間が短くなってしまうので、ペダルを外す方法が良いかもしれません。

4~5歳用のへんしんバイクというものもあり、軽くて扱いやすく、本当に一瞬で乗れるようになる!と口コミでも大絶賛です。

 

ただ、お子さんの好みもはっきりしてくる時期でもあるので、こだわりの強い子には、好きな自転車を選ばせてあげるとやる気も出るかもしれませんね。

 

1歳半から2歳くらいであれば足けりバイクがサイズ的にもちょうどいいでしょう。

2歳半から3歳くらいであればへんしんバイクでスタートがよさそうです。

 

いずれにしても、足がべったりと地面に付いて、お子さんが、『フラフラして怖い』と感じないようにすることが鉄則です。

大きすぎる自転車に無理に乗せようとすると、怖がって練習すらしなくなってしまいますので、ご注意を。

 

成長と共に買い替えをしていくことも踏まえましょう。

下に兄弟姉妹がいるなら、お下がりの使用ができます。

ご家庭の状況に応じて、成長と共に買い替えることも頭に置きながら、選んでみてくださいね。

 

もちろん、自転車の買い替え時期は気にしないよ~!いくらでも買ってあげる~!

というリッチなご家庭の方は、この限りではありません。

 

最適サイズをどんどん買ってあげられるなら、あとはお子さんが乗りたいと思ったタイミングのみです。

 

我が家はそんなにリッチではないので 笑、下の子も足けりバイクをお下がりで使えること、小学校に入った頃に2台目の自転車の買い替えをしたいと思ったこと、子どもの身長がほぼ年齢の平均ほどだったこと、これらの理由から、まずは2歳でストライダーを購入(下の子にも使ってもらいます)しました。

4歳までストライダーで遊んでもらい、18インチの自転車に足が付くようになったタイミングで、自転車練習に移行することにしました。

 

ちょうどこのタイミングで、近所の誕生日が半年早い同学年の子が自転車に乗れるようになっていて、それを見た子どもが感化されて、やる!と決意してくれました。

 

ストライダーは親が選びましたが、こだわりが強くなってきたので、自転車は子どもに好きなものを選ばせました。

 

 

余談ですが、子どもの自転車って高いですね!

大人の自転車が3台も買える金額の自転車を選びやがって…。

でもここは仕方ありません。がんばって練習してくれ。

そしてあと2~3年は乗ってちょうだいよ。

 

 

さて、準備ができて、お子さんの興味が出てきたら、練習を初めていきましょう。

 

ちなみに自転車は、補助輪は外して、ペダルも外しておいてくださいね。

買った自転車屋さんでやってくれますし、外し方は動画でいくらでも出てきますから、お父さんお母さんが自分で外してもOKです。

間違ってもサドルは外しちゃいけませんよ。

 

自転車の乗り方

さて、練習に入っていきますよ。

練習といったものの、お子さんには、あくまでも『遊び』として提案します。

嫌になってしまったら、乗らなくなってしまいますから、怖がったりしたら無理強いしないことです。

 

最後まで楽しく遊んで、遊びの中で覚えていけるようにサポートしてあげましょう。

 

まずは、自転車にまたがる前に、自転車を押して歩いてみましょう。

自転車の右に立つパターンと、左に立つパターンと、両方をやってみましょう。

ジグザグに動いて、どちらの方向にも曲がれるように遊んでみます。

 

なんのためにこんなことをするのでしょうか?

これをやることで、ハンドル操作が自然に体に染みつきます。

行きたい方向にハンドルを動かさないと、思うように動いてくれません。

それを体で覚えてもらいます。

 

 

次に、ペダルなしの状態で足けりバイク遊びです。3段階でやってみます。

 

初めは自転車にまたがって、足で歩くように進んで遊びます。

まっすぐ進む、ジグザグに進む、両方やってみましょう。

 

同じくペダルなしの状態で、自転車にまたがり、今度は走るように進んで遊びます。

さきほどより少しだけスピードを出してみます。

こちらも、まっすぐ、ジグザグ、両方やってみましょう。

追いかけっこのようにしたり、お子さんが楽しく遊べるように工夫しましょう。

 

 

足けりバイクの最終形態です。

両足を同じタイミングで蹴って進むようにして遊びます。

蹴る力が強くなってくると、長く進めるので、両足を地面に付けない時間が長くなります。

 

自転車に乗れるまでもうちょっとですよ!

 

 

足けりバイク遊びが完成したら、ゆるやかな坂道から下る遊びをしましょう。

急な険しい坂を選んではいけません。ほんの少しの傾斜で十分です。

下り坂では自然と自転車が前に進みますから、少し進んだらブレーキで止まる遊びです。

 

足でだけ止まるのではなく、ブレーキで止まってから足を地面に付けます。

ブレーキの使い方が覚えられるのと同時に、進みながらのバランス感覚と、操作も身に付きます。

 

 

ここまできたら、自分で自転車をこいでみましょう。

外しておいたペダルを自転車に付け直します。

補助輪はいりませんよ!

 

 

片方のペダルは斜め前にして足を乗せ、もう片方は地面に足を付けます。

最初の構えの姿勢は漕ぎ始めの基本姿勢になりますから、お子さんにも覚えてもらいましょう。

 

漕ぎ始めだけは、サドルを押してあげます。

ペダルに足が乗って、自分でこげていることが確認できたら、サドルからそっと手を離します。

もし、平坦な道ではなかなかうまくいかないときは、ブレーキ練習をした坂道を漕ぎ始めに利用してみてください。

 

どうですか?何度か挑戦すると、乗れるようになっているはずですよ!

もしもすぐにできなくても、焦らず急かさずやってみましょう。

別の日に再挑戦すると、急にできることもあります。

 

お子さんが疲れてしまったり、飽きてしまったときは無理せず、また次回に楽しみをとっておきましょう。

 

 

うちの子どもは、自転車で遊んだあとのジュースを楽しみに、がんばっていたようです。笑

普段ジュースはあまり飲まないので、特別感があったみたいです。

終わったあとのごほうびがあると、がんばりが違ってくることもあるかもしれませんよ。

 

まとめ

自転車は、子どもが初めて自分で運転する乗り物です。

足けりバイクの登場で、一昔前よりも自転車の乗れる年齢が低くなってきています。

 

 

小さいうちに乗れることは確かにすごいことかもしれませんが、自転車は車両であることを忘れないでください。

楽しいのと同時に、責任を伴います。

 

 

ある程度はお子さん自信で回避ができなければ、大きなケガにもつながりかねないこと、少しでも危ないと思ったら止まる、など、基本的な安全の知識を教えてあげましょう。

低年齢のうちは、車の来ない広場や、自転車の使用が許されている公園など、安全が確保できる場所でのみ、遊ぶようにしましょう。

 

 

我が家の近所でも、小学生になっても、無理な乗り方をする子どもたちがたくさんいます。

正直、大ケガしてもおかしくない乗り方だなと思います。

 

 

自分の子どもが、もしも危ない目にあってしまったら…と、考えさせれます。

自分の命を守れるように、教えてあげるのは親の役目です。

自転車の乗り方と一緒にしっかり伝えてあげて、悲しいことが起きないようにしましょう。

 

 

自転車に乗れるまでの親子の時間も、ステキな思い出になります。

あんまり早く乗れるようになってしまって、逆にさびしかったりするかもしれませんよ?!

自転車練習のその後も記事にまとめてありますので、ぜひお読みください。