自己肯定感とは?分かりやすい20の意味と原因、高める方法

最近よく目にするワード、自己肯定感ですが、どんな意味なのでしょうか。

 

難しい解説はネットでいくらでも出てきますが、子どもでも分かりやすい、一番簡単な解説をさせていただきます!

 

自己肯定感を高めるために、正しく意味を理解しておきましょう。

 

自分の自己肯定感を高めることはもちろん、お子さんの自己肯定感を高める育て方にもつながります。

 

実体験を元に、自己肯定感を高めるためにぜひこの記事を参考にしてみていただければと思います。

自己肯定感とは?

自分に対する前向きな気持ち、自分を肯定的にとらえる気持ち、ありのままの自分でいいと思える気持ちなどです。

 

もっと分かりやすいように、簡単な言葉にしてみましょう。

一番簡単!自己肯定感の分かりやすい20の意味

  1. 自分を好きと思えること

  2. 自分を良いと思えること

  3. 自分を認めること

  4. 自分を許してあげられること

  5. 自分に無理をさせ過ぎないこと

  6. 自分が大切な存在だと思えること

  7. 自分を信じてあげられること

  8. 自分の意見を持てること

  9. 自分で決められること

  10. 自分は必要な存在だと思えること

  11. 自分に満足していること

  12. 物事を明るい面から考えられること

  13. うまくできた部分を発見できること

  14. 失敗しても前向きになって次につなげられること

  15. 今の自分が自分だと思えること

  16. 悪いところも含めて自分だと認めること

  17. 産まれてきてよかった、生きていてよかったと思えること

  18. 幸せを感じられること

  19. やってみようと思えること

  20. 自分にもできるかもと思えること

 

自己肯定感の低さの原因は?

自己肯定感が低くなってしまう原因には、どんなものがあるでしょうか。

 

かくいう私も、いつからなのかはっきりと自分でも分からないくらい、なぜか自分を責めすぎてしまったり、自分なんか、どうせ、という考えに陥りやすかったです。

 

ミスをしたら落ち込んで、自分の存在価値まで否定して、自分さえここにいなかったらよかったとまで考えてしまうタイプでした。

私にはできない、もう無理、自分はダメな人間だ、と、最終的に自分の存在価値を否定するところまで落ち込んでいました。

 

過去形にして書いていますが、正直なところ、今でも自分を否定してさらに落ち込んだり、もう自分なんか生きている価値が無いと感じてしまうことがあります。

 

自己肯定感の高い人からすると、そこまで落ち込まなくてもいいのに、自分の存在まで否定でつなげなくていいのに、なぜそこまでマイナスに考えるの?と思うようです。

 

しかし、私たちのような自己肯定感の低い人からすると、なぜか自然とそう考えてしまいます。

前向きなあなたには分かるはずないと、ちょっとイラッとしたこともあります。

 

この自己肯定感の低さの原因はなんなのでしょうか。

 

 

自己肯定感を育てるのは、幼少期からの自分を取り巻く環境がとても大きいと言えます。

 

家族、特に親の発言や行動が、子供の自己肯定感を育てることができるかどうかに大きく影響します。

家族以外でも、毎日接触する、先生やお友達などの周りの人たちの影響もあるでしょう。

 

いずれにしても、周りとの人間関係が、自己肯定感と深く関わっているといえます。

 

 

幼少期に非常に厳しくしつけられた、話や気持ちををしっかり聞いてもらえなかった、など、私も身に覚えがあります。

 

また、学校でも、先生に好かれてかわいがられる子どもたちは、自分のことももっと好きになれますが、先生から嫌われたり、かわいがられなかったりすると、自信を無くしたり、自分には何か、他の子供たちとは違って、かわいがってもらえない理由、愛されない理由があるのかと感じてしまい、それがまた自己肯定感の低さにつながっていきます。

 

これもまた、身に覚えがあります。

 

振り返ってみると、今までの私の人生は、自己肯定感が低くなるエピソードが多すぎて、逆に笑えてくるほどです。

 

自己肯定感を高める方法

自己肯定感を高める方法など、情報がたくさんあります。

 

実践すれば、もちろん多少の効果はありますが、そもそも、前向きに考えること自体が、よく分からなかったりしませんか?

私は、前向きに考えるとか、自分自身を責めるんじゃなく、原因や行動や選択を考えるんだよと言われても、正直なところ、どうすればいいのか分かりませんでした。

 

そもそも、今までの人生や経験の中に前向きな自己肯定感の高い人がする行動パターンが存在していないので、そうした自己肯定感の高い人たちが、どんな思考回路でどんな行動をするのか、知らないからです。

 

 

私の実体験で最も効果があったと思えたのは、前向きで自己肯定感の高い人と仲良くなり、その考え方や行動パターンを間近で見ることだったと思っています。

 

もしも学生の時に自己肯定感を高めることがうまくいかなくても、大人になって仕事をするようになり、職場でできた新しい人間関係や、新たに仲良くなった友達がいます。

 

親の考え方は変えることはできなくても、お付き合いする恋人、結婚したパートナーなど、過去ではなく今、自分を取り巻く新しい人間関係があります。

 

こうした現在の自分の周りの人たちの中で、前向きな考え方や、自己肯定感の高い人の行動パターンを観察して、時には本人に聞いてみたりもしながら、前向きな考え方というものを、少しづつ学んでいきました。

 

すると、自分では思いもよらないような考え方や、そんなふうに思っていいのか…という、目からウロコな新鮮な思考回路を知ることができます。

 

そもそも、自分の中で、前向きな選択肢や、考え方のパターンが圧倒的に少なかったので、周りの人たちから学ぶ形で、前向きな考え方の引出しを増やすところからスタートしました。

 

 

また、自己肯定感の高い人たちと一緒にいると、前向きに励ましてくれたり、自分だったらこう考えるよ、と教えてくれたりと、実際に自分が落ち込みそうな場面でポジティブな意見や考え方を提示してくれたりするので、非常に参考になりますし、自ずと、これでいいのか、こうすればいいのか、こう考えたらいいのか、と、前向きな考え方のパターンの選択肢が増えていきます。

 

そして、自分が一人の時に困難にぶつかったとしても、あの時友人はこう言っていたな、こう考えればいいと言っていたな、と思い出して、徐々に前向きに考えることができるようになっていきます。

ただポジティブならいいのか

自己肯定感の高い人というのは、ただポジティブな人のことを指すのでしょうか?

 

それも少し違います。

 

 

悪いところも含めて自分を認めることは大切ですが、改善できるところは直していこうとする努力ももちろん必要です。

 

単に、まぁいいや、もういいや、どうでもいいや、というのも、また少し違います。

 

 

先に述べた20の項目の中で、特に14番目は、自己肯定感の高低をはっきり感じる場面かもしれません。

 

何かで失敗した時の考え方の違いで、自己肯定感の高さが分かります。

 

自己肯定感が低いと、自分はなんてダメな人間なんだろうと感じてしまい、長い時間落ち込んだままになってしまいます。

 

これは、失敗したことではなく、自分自身を否定してしまうことで、自分そのもの、自分の存在までも否定してしまいます。

 

自己肯定感が高いと、失敗したのは、自分の判断の誤りによるものであり、次はこうしよう、こうすれば改善できるだろう、という、次回に向けての前向きな反省の気持ちになります。

 

自分の存在まで否定したり、自分そのものが悪いんだ…とは考えません。

 

原因や解決策を見つけたら、あとは失敗は失敗として過去のことと考えて、前を向いてまた歩き始めるのが、自己肯定感の高い人です。

 

むしろ、今回の失敗のおかげで次からはうまくできそうだ、自分の成長につながった、と考えて、失敗したことをいつまでもくよくよ考えず、次はできる、成長できた、改善のチャンスになった、と考えることができるのです。

 

 

このように、単なるポジティブとは違い、反省したり、改善点を見つけたりすることができるので、ただ前だけ見て突っ走るということではなく、一旦後ろを振り返って、解決策を見つけたら、前を向き、次のことを考える、そしてうまくできたら、その後は後ろは見ない、というイメージのほうが近いでしょう。

 

自己肯定感が高いと、この考え方が簡単にできるものなのです。

 

周囲の自己肯定感が高い人を見て、この考え方のパターンを知ることから始めましょう。

 

 

最初から、自己肯定感を高めるんだ!と気合を入れてもいいのですが、私の場合は、すぐに前向きにはなれなかったので、前向きな考え方を知る、というところから始めました。

 

知識として、情報としてまずは取り入れることで、無理なく自分の中に前向きな考え方の選択肢が増えていきます。

 

自分にあてはめてみようというのは、前向きな考え方の選択肢が増えてくると、自然とできるようになっていきます。

 

気負い過ぎず、最初のうちは、そんなふうに思っていいのか!という、新しい発見に驚くところから始めてもいいと思います。

自己肯定感が低い自分も前向きにとらえる

自己肯定感が低いことは、悪いことのように思われがちですが、自己肯定感の高い人なら、そんな自己肯定感の低い自分さえも愛せるようになります。

 

文面だけでは矛盾していて意味が分かりませんが、つまり、自己肯定感が高い人なら、自分のネガティブな面も認めることができるということです。

 

そうなれれば既に自己肯定感が低いとは言えなくなってきますが、どんな自分も自分として認め、それはそれでいい、そんな自分も大切にしたい、私は私でいいんだと思えるようになれば、その時点で少しづつ自己肯定感が高まってきている証拠です。

 

 

私も、未だに失敗に落ち込んだり、悲観的になることもたくさんありますが、これがまた私の個性だなと思えるようになってきました。

 

確かにネガティブかもしれないけど、よく言えば謙虚とも考えられるからいいじゃないか、とか、今までの自己肯定感低い人としての体験は、同じ辛さを味わっている人の気持ちを分かってあげられるから無駄ではない、とか、ちょっとしたことですが、前向きに考えられるようになってきています。

 

まだまだ自己肯定感を高める発展途上ではありますが、今後も、周囲の考え方から学んだり、自分の考え方や生き方を考えたり、そして何より、自分の子供たちが今後、自己肯定感が高い考え方ができるようになってくれるように、親としてできることをがんばっていきたいと思います。

 

まとめ

自己肯定感の意味や、自己肯定感を高める方法などを考えてきました。

 

自分のマイナス面も含めて、存在まるごと大切だと考えられるようになりたいものです。

 

 

現代では、自ら命を絶ってしまうことや、悲しいニュースなどがよく聞かれます。

 

自己肯定感を高く保ち、せっかく生まれてきたこの命を大切にしたいですし、自分の周りの家族や友人をも、同じように大切にしたいです。

 

 

自分自身の自己肯定感もとても大切ですが、子供が生まれてからは、特に子供の自己肯定感を高める子育てをしたいと強く思うようになりました。

 

自分の自己肯定感を高めることと同時進行で、子供の自己肯定感を高めるにはどうすればいいのでしょうか。

自己肯定感を高める子育ての記事でで解説していますので併せてお読みください。

 

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