子どもたちのトイトレのため、トイレのマットやスリッパを撤去しました。
無事にトイトレ完了したのですが、その後も度々トイレを汚してしまうことがあり、もうこのまま何も置かないトイレを継続することにしました。
今回は、小さなお子さんのいる家庭で起こりうる、実際に我が家で起きたトイレのトラブルを見ていきましょう。
なぜかいつも濡れているトイレ
朝、子どもたちが起きてすぐにトイレを使い、大人が後からトイレに入ってみると、なぜか濡れていたり、汚れていることが何度もありました。
トイトレ完了してからは、子どもたちが用を足している姿を終始見ていたわけではなかったので、子どもたちのせいと断定するには材料が少なすぎて、原因を突き止めて対策を考えなければ…と、漠然と思っていました。
どうしてこんなに汚れるんだろうと、いつも不思議に思っていたのですが、ある日、息子が大きいほうをしたときに、『ママふいて~』とトイレから大声で呼ばれました。
『はいはい~』と言いながら、トイレに向かうと、今日もやっぱりだいぶ広範囲に床が濡れています。
『この床が濡れてるのは何?』と聞くと、『分からない』と答える息子。
ちなみに、普段、息子がこぼしてしまったり、汚してしまったりすると、初めのうちは何も言わずに黙っていることが多かったのですが、最近では自主的に教えてくれるようになっていました。
表情や声の調子から判断しても、なんとなく嘘ではなさそうな気がしました。
ちなみに息子は最近嘘をつくことが非常に多く、しかも日々嘘が巧妙になっており、正直なところ、発言を100%信頼できるような状態ではないのですが、このときは本当のことを言っているような気がしました。
母が完全に騙されているだけなのかもしれませんが。
ひとまず床を掃除して、こぼしたときは教えてほしいと念を押し、その日は特に追求もしませんでした。
別の日、私がトイレに入るとまたトイレが濡れていました。
その時も、直前に息子がトイレを使った後でした。
この日は、息子に声をかけると、『汚しちゃった』と正直に話してくれました。
今回は白状したけど、前回のはなんだったんだろうという疑問を残したまま、また床を掃除し、保育園と仕事に向かいました。
さらに数日後、またトイレが汚れていました。
この時はいつもと汚れ方が違っていて、便座の下の隙間から伝って漏れたような汚れ方をしていました。
直前にトイレを使ったのは娘で、本人に聞いてもきょとんとして、『ちゃんとできたよ』と自信ありげな様子でした。
また別のある日、今度は自宅ではなく保育園で、息子がパンツとズボンを汚して、着替えて帰ってきたことがありました。
しばらくこの怪奇トイレ濡れ現象が続き、しかもだいたい忙しい朝に問題が起こるので、もういいかげんはっきりさせようと思い、子どもたちのトイレを監視することにしました。
一丁前に恥ずかしがったりもしていましたが、ここまできたらもう原因を突き止めないわけにはいきません。
そして、子どもたちのトイレの監視をした結果、トイトレを始めた頃とは全く違う状況と、トイレが汚れる原因が分かったのです。
トイレが汚れていた原因は
まずは、保育園でどんな状況でパンツを汚してしまったのかを聞いてみました。
てっきり私は、漏れそうなところをギリギリまで我慢していて、間に合わなくなって汚してしまったのではないかと思っていましたが、違いました。
息子が言うには、漏れるほど我慢したからではなく、他の子におもちゃを取られてしまう前に早く遊びに戻りたくて、急いで用を足したからだということでした。
つまり、遊びを中断してトイレには行くものの、自分が席を外している間に他のお友達におもちゃを取られてしまうのを避けるため、超特急でトイレに行って戻ってくる、ということをやっていたらしいのです。
急ぎすぎて、全てを出し終わらないうちにパンツやズボンを上げてしまい、そのまま汚れてしまったということを話してくれました。
結局汚してしまって、ズボンもパンツも全て着替えるはめになり、普通にトイレに行くより時間がかかってしまったんだね、と話すと、『次からは気を付けるね』と約束してくれました。
別の日に、自宅でのトイレのタイミングに一緒についていき、息子がトイレを使う様子を観察しました。
立ってトイレを使うときは、だいたいうまくできている感じがしましたが、問題は、座ってトイレを使うときでした。
息子は、朝のうちにお通じがあることがほとんどなのですが、起きてすぐにトイレに行くと、大事なところのコントロールがうまくできないようでした。
しかも、大きいほうをしたいがために座って用を足すと、便器にうまく入るように調整ができず、それが原因で床にもこぼしてしまっていたのでした。
男の子ゆえの問題と言うか、トラブルと言うか、いずれにせよ、女親の私には想像もつかないことで、正直、驚きました。
そして、何をどう教えていいのか、むしろ、どうするのが正解なのかも分からないため、その後のレクチャーは主人にお任せしたのは言うまでもありません。
改めて、母親にとって、男の子は全く別の生き物なんだなぁと考えさせられました。
そして、娘のほうはというと、こちらもふたを開けてみれば、何も難しいことではなく、成長に伴う失敗とでも言いましょうか、かわいいものでした。
娘のトイレにつきそうと、自信満々でズボンとパンツを下げ、足首まで下したそのままでトイレに座りました。
私が知っている今までの娘のトイレは、ズボンもパンツもすべてスポーンと脱いでしまってから便座に座るスタイルでした。
娘が言うには、最近保育園で、下半分を完全に脱がずにトイレをする練習をしていたのでした。
保育園のトイレは、子ども用の小さな便器で、高さも子どもたちにちょうどよく、足までパンツをおろしてそのまま腰を掛けても、全く問題ありません。
自宅のトイレは当たり前ですが普通の大人サイズのトイレで、子どもが腰をかけるには、やはりどうしても幅が広く、さらに足にズボンとパンツをくっつけた状態では、深く座ることができず、座り方が浅いことが原因で、トイレの便座の下のところからこぼれてしまって、便器を伝ってきてさらにこぼれて、床まで汚してしまっていたのでした。
原因がはっきりしたので、こちらも安心しました。水漏れとかでなくて、良かった!と思いました。
子どもたちと、トイレが汚れてしまう原因を話し合って、どこに気を付けるかを改めて意識してもらいました。
トイレのマットやスリッパは置かない
今でも、前ほど頻繁ではなくなりましたが、やっぱりトイレを汚すことはあります。
そのたびに時間がない中でマットを換えて洗って…というのは、私にはちょっと厳しいと感じました。
スリッパに至っては、それまで使っていたスリッパはそもそも洗えるものではなかったので、応急処置として手洗いしても、シミが残っていたり、汚れが取りきれていない気がして心配でした。
そのようなわけで、トイレのマットとスリッパは、トイトレ中と同様に撤去したままにすることにしました。
マットやスリッパを撤去したメリット
これは、本当にストレスフリーでした。
マットもスリッパも無いので、掃除がとてもしやすいです。
子どもたちがトイレを汚してしまっても、自分たちでもある程度は拭いてお掃除してくれるようになりましたし、大人が掃除するにも、物を避けてから…という手間が無い分、サッと掃除できて非常に助かっています。
汚したタイミングではもちろんですが、寝る前に最後にトイレに入るタイミングに、床を除菌効果のあるウェットシートでふいています。
こまめに拭き掃除をしているので、清潔さを保てますし、ひどい汚れがこびりついて取れない、ということが全くありません。
来客がある時はスリッパだけ出しますが、マットはなしでこのまましばらく使っていきたいと思います。
掃除がしやすくなったおかげで、主人も、トイレ掃除しといたよ!なんて言ってくれることもあり、うれしい誤算です。
デメリットは、冬場に少し足が冷たいくらいですが、ルームシューズや厚手の靴下を履いてしまえば、あまり気にならない程度です。
マットとスリッパの無いトイレ、非常におすすめです。
まとめ
トイレは汚い場所という認識がずっと固定観念としてありましたが、汚い場所なのではなく、汚い状態が続けば、汚い場所になってしまうというだけだったんですね。
掃除しやすい状態にすることで、清潔に保つことが簡単になりますし、掃除へのハードルが下がります。
私はズボラなので、今までトイレ掃除はあまり好きではありませんでしたが、今のスタイルになってからはトイレ掃除が嫌ではなくなりました。
簡単に掃除できる環境を作るのは、とても大切ですね。
お子さんのいらっしゃるご家庭や、トイレの汚れでお悩みの方にはぜひ、マットとスリッパの無いトイレを試してみていただきたいと思います。
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