トイトレが終わったと思っても、失敗してしまうことってありますよね。

 

我が家もありました!というか、現在進行形でまだまだあります。

 

今回は、その実体験をまとめてみたいと思います。

トイトレのやり方の記事をまとめていますので、ぜひお読みください。

 

トイトレ完了したはずなのに失敗?

トイトレ完了して、家でも保育園でもパンツで過ごせるようになり、おむつ代もかからなくなって家計にもうれしく、ほっとしたのもつかの間、ママ~と弱々しい声が聞こえて、しゅんとした表情の子どもの足元に水たまりができていること、ありませんか?

 

我が家では何度もあります。

なんなら、下の子は今でもあります。

 

さらに言うと、水たまりだけではなく、大きいほうも出てしまって、家族みんなでバタバタと後始末をしたりすることも。

だからこそこの記事を書こうと思ったのですが…。

 

 

上の子はといえば、水たまり事件はほとんどなくなりましたが、まぁ、お腹の調子が悪くて、大きいほうがゆるくなっているときなどは何度か間に合わなかったことがありますね。

でもそれは体調不良ですので、仕方ないことです。

 

 

それから、これはまた別の問題かもしれませんが、上の子はふざけて無理やりおならをすることがあります。

そのときに間違っておなら以外のものまで出てしまっていることもあるようで、パンツを気づかないうちに汚していたことが、これまたけっこうな回数があります。

何度もやめるように言っているのですが、おならをおもしろいと思っているようで、なかなか改善されません。

 

 

保育園でも、やはりときどきあります。

お迎えに行くと、先生方が悪いわけではないのに、『申し訳ありません…』と状況を教えてくださり、汚れ物の入った袋を渡されます。

 

 

そんなわけで、まだまだ、パンツの替えを数枚置いておかなければ不安です。

 

オムツ卒業したはずなのに、なぜ?

まず、世の全てのお父さんお母さんに声を大にして言いたいのは、トイトレ完了後の失敗なんてざらにあります!ということです。

 

ですので、心配したり、不安になる必要はございません。

お父さんお母さんも悪くありません。

子どもたちも悪くありません。

 

我が家のおならが好きな息子は、もうちょっと悪いと思ってほしいですが、そうでなければ、全然問題ありません。

 

 

大人と子供は考え方と言うか、頭の中が全く違います。

大人は、恥ずかしさとか、間に合わなかったらどうなるかを先に考えることができるので、たいていは早めにトイレに行きますし、仮に限界になったとしても、どうにかしてトイレまでこらえて、なんとかして間に合わせますが、子どもは必ずしもそうではありません。

 

おもちゃで遊んでいて、それに夢中になってしまい、トイレに行きたい感覚は分かっているものの、遊びを中断したくないがために、黙って遊び続けてしまっているだけなんです。

ただそれだけ、と言いつつも、トイレでしてよ、というのが大人の本音です。

私もそう思ってしまいますし、子どもたちにもそう言ってしまっています。

 

ただ、この、トイレ早めに行かなかったから失敗した、という経験は、必要だと思っています。

 

私の実体験

私たちも子どもの頃、同じ失敗をしているはずです。

 

 

私も恥を忍んで言いますが、小学生になってから、間に合わずに失敗してしまったことがあります。

 

ちょっとだけ言い訳をさせていただくと、これは、トイレに行くのを怠ったのではありません。

 

 

その当時、トイレの花子さんなどの怪談をするのが流行っていて、クラスの子たちもそんな話をしていました。

 

私はといえば、怖い話は大の苦手で、そういう会話をしているところには、近づかないようにしていたのですが、クラスの中心的な目立つ存在のある女の子が、話し始めてしまいました。

『怖くてトイレに行けなくなるからやめて』と言ったのですが、やめてくれるはずもなく、むしろ私に聞こえるようにわざわざ近くに来て話し始め、走って逃げても、私は昔から足が遅いので追いつかれてしまい、怖い話を最後まで聞かされることになってしまいました。

 

想像力豊かすぎる私は、学校のトイレが本当に怖くなってしまいました。

しかも、ちょっと意地悪なその女の子たちは、私がトイレに行くのを見つけると、こっそりついてきては物音をたてておどかしたり、声色を変えてお化け風に話しかけてきたり、大人になってから考えたら、なんのことはないのですが、当時の私にはそれは本当におそろしいことでした。

 

ある日、移動授業で音楽室に行く前に、同じ嫌がらせをされ、トイレに入れないまま授業の時間になってしまい、しかたなくそのまま授業を受けました。

音楽室は陰になって暗い北側の棟に位置しており、音楽室のすぐ近くにもトイレがありましたが、まさにそのトイレにおばけが出ると学校内でうわさされていました。

 

授業の途中、トイレに行きたくなりましたが、限界まで我慢しました。

 

みんなの前でトイレに行くと言うだけでも勇気が要りましたし、しかもそこにはいじわるしてくる女の子たちもいて、授業中にトイレに行ったことをまたバカにされたりするかもしれません。

さらには、行くとなれば音楽室に一番近い、怖いうわさのあるトイレに行かなくてはなりません。

 

まだ子供だった私は、それでも行かなければ漏れてしまうということよりも、怖さが勝ってしまい、結局、みんなの前で失敗してしまうことになりました。

今思い出しても本当に嫌な記憶です。

 

 

でも、この経験があったからこそ私は、怖かろうが、嫌がらせされようが、休み時間に必ずトイレを済ませるようになりました。しばらく嫌がらせが続いて、いじわるな女の子たちはトイレについてきて、いたずらしに来ましたが、私が動じなくなったのを見ると、次第にその嫌がらせは減っていきました。

 

話が少しそれましたが、子どもたちは、自分の中でトイレと何かを天秤にかけ、どちらを優先するかしっかり考えています。

 

トイトレ完了しているはずなのに、子どもたちがもらしてしまうのは、そうして比較した結果、トイレ以外の何かが勝ってしまった状態というわけです。

 

例えばそれは、遊びを中断したくないとか、おもちゃを手放したら他の子に取られてしまうかもしれない不安だったり、冬であればあたたかい部屋から寒いトイレに行きたくないと思っていたり、夏はその逆だったり、理由はさまざまです。

 

 

トイトレが失敗しているわけではなく、どちらを優先するかの判断が、大人とは違うというだけなのです。

実はこれ、トイトレ完了する前の段階でも、当てはまります。

 

オムツをずっとはく!と宣言する子や、かたくなにトイレに行かない子などは、実際はトイレでできるようになっているけれど、自分で考えたうえで、この天秤でトイレが優先順位の低いものと判断している可能性があります。

そう思うと、子どもってけっこう深く考えているんだなって思えてきませんか?

 

どう対応する?

では、どのように対応するのがいいでしょうか。

 

その子の性格にもよりますが、こだわりの強い子であればあるほど、実際に失敗を繰り返して、トイレで早めにしたほうがいいんだな、と自分で納得してもらうのが一番だと思います。

 

 

例えば、遊びを中断したくない子の場合は、失敗してしまうと、体を洗ったり拭いたり、着替えたりすることで、トイレに行く以上に時間がかかることを、実際に失敗したときに話して伝えます。

 

反発するかもしれませんが、お子さんも本当は分かっているはずです。

 

実際に一通り着替えたりすると、かなりの時間を要しますから。

 

 

寒いところや暑いところに行きたくない子はどうでしょうか。

 

汚してしまったら、お風呂場まで行って体を洗ったり、すべて着替えたりしなければなりません。この状況が、トイレに行くだけの時間よりも、ずっと長くて苦痛であることを話して教えながら後始末をします。

冬のお風呂場のほうが、トイレなんかよりずっと寒いですから。

 

おもちゃを取られると思っている子にも同じように、もらしてしまった時のほうが、そこを離れている時間がながくなることを教えてあげましょう。その間に他の子におもちゃを取られてしまったら、結局同じですし、その分遊ぶ時間は減ってしまいますから、むしろマイナスでしかありません。

 

自分で汚れたパンツを洗わせたりするのも、いいと思います。

 

それだけ遊ぶ時間が減ってしまったり、後始末するほうが大変なんだなと、理解してもらいやすいと思います。

 

これらを話したら、すぐに改善されるわけではないかもしれませんが、その蓄積で、子どもたちは学習していきます。

 

徐々に、トイレでしたほうが早いな、そのほうが自分にとっても都合がいいんだな、と分かるようになっていきますので、失敗を繰り返せば繰り返すほど、本人がやる気になった時には、すんなりとトイトレ完了きるはずです。

まとめ

恥ずかしい話もさせていただきましたが、経験を積めば子どもたちは自然に正しいほうを選択するようになります。

 

命に関わるような取り返しのつかない失敗はできませんが、失敗しても大丈夫なことであれば、小さいうちに失敗しておいたほうがいいです。

 

私のように、大きくなってから恥ずかしい経験はしたくありません。

 

まだまだ小さい今のうちに、お子さんが自分で選択して、納得してステップアップしていき、成長できるように、時間がかかることもありますが、親としてサポートしていきたいものですね。