お子さんが大きくなってくると、習い事を始めようかと考え始める方も多くなってきます。

しかし、フルタイムで仕事をしていると、通わせられる習い事も限られてきます。

 

子どもの習い事ランキング、人気なものなどを記事にまとめていますので、ぜひ併せてお読みください。

今回は、我が家で実際に通っている、水泳教室について一緒に見ていきましょう。

ワーママでも通わせられる

まず、前提条件として、ワーママでも通わせられる曜日や時間であることが重要です。

 

水泳教室は、今も昔も非常に人気の習い事であり、年齢やコースごとにほぼ毎日練習時間が設定されており、共働き家庭でも休日に合わせて通わせやすいことが挙げられます。

平日でも夜間コースがありますし、お子さんがある程度大きくなれば、プール教室のバスを利用することができ、お子さんが一人で通うことも可能になります。

 

一人でバスで練習に向かう場合は、プール教室によっては、利用できる年齢を定めていることもあります。

我が家で通っているプール教室では、年齢ははっきりと決まってはいないものの、一人でバスの運行ルートまで来て、一人で着替えて練習に参加でき、バスを降りたところから自力で自宅まで帰れることが条件になっています。

小学生になってからでないと、難しいと思いますし、我が家の場合は、小学生になっても少し心配な部分があるので、お子さんそれぞれの成長度合いに応じて、家族で相談して決めるのがいいでしょう。

 

それまでは、お父さんお母さんが送り迎えをする必要があります。

我が家は夫婦ともに平日はすべて勤務ですので、土日のどちらか、もしくは両方に参加が可能でしたが、土日を両方使ってしまうと、他の予定が立てられなくなり、子どもたちと遊ぶ時間も減ってしまうと考えて、土曜日のみ参加することに決めました。

 

ある週に練習に参加できなかったとしても、別の週に練習を振り替えることもできますので、連休でなにか用事を入れても、別の週に事前に練習の予約をして、欠席した分を取り戻すことができます。

水泳教室のメリットは?

水泳教室に通い始めてから、目に見えて改善されたことが2つあります。

1つは、風邪などの病気になりにくくなったこと、2つ目は、気管支が弱く、すぐにゼェゼェしていたのが、気づいた時には無くなっていたことです。

 

この2つは、本当に今までとの違いが明らかで、プール教室に通い始めるまでは、子どもが熱を出して仕事を休むことは日常茶飯事で、喘息気味ですぐにゼェゼェし始め、呼吸音が怪しくなったり、咳もひどくて、咳をしすぎて吐いてしまったりと、月に2回は病院に通い、毎回シロップなどをもらってきて、毎日飲ませていたのが、気づくとまったく症状が無くなっていました。

念のため病院に行き、症状が無くなったことを先生に話して、診察して確認していただき、通院をやめて様子を見ても大丈夫そうだと太鼓判をいただきました。

 

正直、働きながらの通院はかなり大変でした。

朝晩のシロップなども、忘れそうになったり、実際に忘れたり、どうしても仕事の都合で受診のタイミングが遅くなってしまい、切らして先生に叱られたりしていたので、通院をやめてもいいと言われた時は本当にありがたかったです。

水泳は体が強くなる、というのは、本当だったんだなと実感しました。

 

体の変化以外にも、水を怖がらなくなって、お風呂やシャワーが楽になったこともメリットのひとつですし、家族や保育園以外の、いろいろな年齢の混在する中での社会的な団体行動を体験することで、知らない人へのあいさつや、社交性といった部分も鍛えられました。

 

プール教室で新しいお友達もでき、一緒に合格しようとがんばっている様子や、負けたくないという競争心も出てきて、お互いに良い影響があって、これもまたいいなと感じます。

 

子どもが目標に向かって努力して、練習している姿を見るのは感動しますし、課題をクリアしていって進級テストに挑戦する姿は、子どもの成長を実感できて子どもとの会話の中で、たくさんほめるきっかけができて、子どももうれしそうですし、親もうれしく、がんばっている姿を間近で見ているので、いつもより優しくなれる気がします。

嫌がる時は?

水泳教室に通う前、別のプールでの体験教室に参加したことがありました。

 

3歳の夏でしたが、泣いて嫌がり、帰るときには、もうやりたくない、本当に嫌!と言っていました。

本当に嫌と言われてしまったので、プール教室に通うことは一旦あきらめ、自宅でのビニールプールや、市民プールなどで遊んで水に慣れるようにしつつ、その翌年の春にまた別の体験教室に参加することにしました。

前回とは違い、嫌がるそぶりもなく、親と離れるときも泣かずにすんなり入っていき、練習に楽しそうに参加していました。

体験教室が終わってから、プールどうだった?と聞くと、楽しかった、簡単だった、という返事が返ってきたのです。

前回との変わりようにおどろきましたが、きちんと本人の同意の元、プール教室に通うことになりました。

 

体験談から分かるように、嫌がる時期は、まだひとりでやるのは怖いとか、お子さんにもなんらかの理由があって、心と体の準備が整っていないことで、拒否反応を示しているのだと思います。

我が家の場合は、自宅や市民プールで遊んで、自信をつけてから参加したことで、最初に体験教室に参加した時とは全く違う、気持ちが安定した状態で参加できたのだと思います。

 

嫌がる理由や、お子さんの年齢などにもよりますが、強い拒否反応を示す場合は、用意が整っていないことが考えられますから、水泳に限らず、時期を延ばすことや、自宅や他の方法で練習するなど、自信をつける体験を重ねてから、改めて挑戦するのが近道なのかもしれません。

 

小学生など、ある程度大きくなったお子さんなら、納得いくまで話し合って、お子さんの口からやる!という言葉を聞いてから参加できれば、ベストだと思います。

例えば、今練習するのと、できないままもっと大きくなって、小さい子たちに混ざって練習に参加するのと、どっちがいいか、自分で考えさせて選ばせることもできるかもしれません。

 

中学年くらいであれば、考える力がついてきていますので、自ずとがんばってみようという選択をしてくれるか、それでも嫌と言うなら、よっぽどの理由があるのでしょうから、他の習い事や、別な得意な分野を伸ばしてあげることを考えたほうが得策かもしれません。

いつからいつまで通う?

先述の通り、我が家では4歳からプール教室に通い始めました。

 

トイトレが終わっていれば、もっと早く始めることができますから、お子さんの反応を見て、怖がったりする素振りがなければ3歳で初めてもいいと思います。

親から短時間とはいえ離れての練習ですから、少し離れたところから見て待っていることが理解できる年齢で、お子さんがやると自分で決められるタイミングで、スタートできるのがベストです。

 

保育園や幼稚園に通っていれば、親から離れることはさほど問題ないとは思いますが、保育や教育の先生ではなく、習い事の先生ですから、ある程度先生の言うことを聞いて、ルールを守れることが必要になってきます。

実際に、体験教室に参加するときに、先生の言うことを聞けなかったり、ルールを守れず、本人や周りに危険が及ぶと判断した場合は、申し込みを受け付けないこともあるという注意事項を見せられました。

確かに、あまりに危険な状態では周りの子どもたちにも迷惑をかけてしまいますので、これは納得がいきます。

体験教室は、客側も、教室側も、相手を見定めている状態だと言えます。

 

いつまで通うか、という部分では、本人の気持ちも尊重しつつにはなりますが、親の気持ちとしては、4泳法を習得する時期までは通わせてあげたいと考えています。

通っているプール教室の方針やカリキュラムを見ると、全てのお子さんが小学生までにバタフライまでを習得できることを目標に、練習のカリキュラムを組んでいるとのことでした。

予定通りに4年生までにバタフライまで習得できれば、10歳まで通うことになるかもしれませんし、もっと早く4泳法を覚えてさっさと卒業するのか、タイムを縮めてもっと上達を目指すのか、あとは子どもたちのがんばり次第なので、実際にどうなるかは分かりませんが、現状では、ひとまず4年生まで通うことを目安に考えているところです。

 

その後は習い事を続けるのか、他のことへ興味が出てきて、別の挑戦をするのか、子どもたちの成長が楽しみです。

効果は?

我が家は、水に顔をつけられない状態からスタートして、プール教室に通い始めました。

最初の2か月の練習をし、初めての進級テストの時に、水に潜って目を開けるところまでクリアできました。

今までの水の怖がりようを見てきた私たち親にとっては、息子が泣かずに水に入っているだけでも感動でしたし、さらに潜って目を開けたとなると、成長がうれしくて涙が出たくらいでした。

 

感動のハードルが低くてお恥ずかしいのですが、実は私、泳ぐことはおろか、潜ることもやっとの状態で、ほんの数秒でギブアップしてしまいます。

どうしてなのか全く分からないのですが、水は怖いという意識が強く、鼻をつまんで水に頭のてっぺんまで入って、一瞬目を開けることはできるのですが、何とも言えない水圧の感じが恐ろしく、すぐに水から上がってしまいます。

せっかく海外のビーチに行っても、足だけ入って浅瀬で遊ぶか、砂浜でヤドカリと戯れたり、貝殻を拾って眺めたりすることしかできません。

自分のレベルの低さもあり、息子が進級テストに合格した時はうれしさがこみあげて、だからこそ涙が出てきました。

 

その後、最初のうちよりも成長スピードはゆっくりになっているものの、息継ぎの練習や、ビート版を使ってバタ足の練習をしているのを見ると、毎回すごいなと素直に思います。

 

プール教室に通って、水泳が得意なことのひとつになり、さらに自信をつけていろいろなことに挑戦し、自己肯定感を高めることにもつながると感じています。

 

まとめ

水泳は、教室もたくさんあり、練習時間も選択肢が比較的多く、ワーママや、共働き家庭でも挑戦しやすい習い事です。

学校に上がっても続けやすく、継続すればしっかり力が付くと言えます。

 

水泳を習い始めてから、体が強くなり、今まで喘息気味で通院が欠かせなかった息子でしたが、現在は病気知らずになりました。熱を出すことも少なくなり、親も突発的に仕事を休むことが無くなったので、メリットはとても大きいです。

 

がんばりが見えるので、ほめるきっかけが増え、親子関係もより良いものになります。

 

習い事を嫌がるときは、成功体験を重ねつつ、できるとお子さん自身が思えるタイミングを待ちましょう。

ある程度大きくなったお子さんなら、一緒に話して考えて、自分からやってみると言ってくれるのがベストです。

 

小学校に入る前からスタートして、小学校中学年頃まで継続するパターンが一番多いですが、個人差があります。

せっかく習っているのですから、バタフライまでの4泳法の習得を目指して、プール教室を継続していけるのが理想です。

 

お子さんの成長を肌で感じ、一緒にできたことを喜びながら、お子さんがもっと力を伸ばしていけるように、一番近くで応援できる今の時期を、大切に過ごしたいものですね。