自分が子どもの頃は、どうやってオムツを卒業したのか、すっかり忘れてしまっている方がほとんどだと思います。

オムツ卒業の時期が、昔に比べて遅くなってきていると言われています。

おじいちゃんやおばあちゃんに、あら、まだオムツはいてるの?

オムツはずし、ちゃんとやってるの?

なんて言われてしまい、焦ったり、悔しい思いをしたりしている方も、多いのではないでしょうか。

でも大丈夫です!

オムツが外れるときは必ずやってきます。

お子さんのやる気をサポートし、見守りながら、気持ちよくトイトレ完了を目指しましょう!

トイトレ、いつから始める?

オムツ外しの年齢が上がってきていると言われています。

それは、オムツが高性能になって、濡れた感覚が分かりにくいことや、昔に比べて、お子さんの意志や気持ちを優先しながら、お子さんのペースに合わせて子育てをする時代になってきたからだと考えています。

夫婦共働きも増えてきて、時間も、気持ちの余裕も無かったりするかもしれません。

数日続けて家じゅう水たまりを覚悟で、トイレの練習!というのも、難しかったりもします。

我が家もそうでした。

 

決して、お父さんお母さんが悪いわけではありません。

トイトレは、タイミングが重要です。

トイレに興味を持ってもらうまでの、準備期間も大切ですよ!

それから、トイレに行くのが寒くない、春夏秋の時期が最適です。

 

ひとつずつ、見ていきましょう!

トイトレのやり方、進め方は?

トイトレのやり方は、ひとつではありません。

 

我が家も、上の子と下の子では、やり方も進め方も全く違いましたし、興味を持った時期も全然違いました。

お子さん一人ひとりに合わせて、進めていかなくてはなりません。

 

お子さんの性格と、成功例のパターンを比較して、一番合いそうなものを、パパママが選んで、ダメなら別のパターンを試すのが良いです。

 

まずは、大人のトイレを、見たい!と言うタイミングがあると思います。

私も上の子の時は、恥ずかしいから見ないでとか、トイレくらいゆっくりさせてくれよという気持ちが強かったです。

それでもめっちゃ見られましたけど。

 

下の子にいたっては、ママ見せて~!なんて言って、座った足の間に顔をつっこんできて、正直困りました…。

必死で足を閉じて抵抗しましたけど。

 

子どもって本当に、汚いことだと思ってないんですよね。

自分の体から出てきて、不思議だけどうれしい、楽しい、そんな気持ちでいるみたいです。

愛着があるんですね。

もとは自分の体の中にあったんですから。

 

体験談としてはちょっと美しい話題ではありませんでしたが、とにかくこの、トイレに抵抗なく来れる、興味がある、ここが重要です。

 

そしてトイトレ完了までは、汚い、嫌なもの、という大人の考え方を、あまり押し出さずに、子どもが持っている気持ちを認めつつ、手についてしまったらきれいに洗うことや、なんで洗わないといけないのかを、大人がやって見せながら、子どもでも分かる言葉で教えてあげる必要があります。

 

子どもは大人のマネをしたがりますから、トイトレが始まると、おてて洗うんだよね~!なんて言って、いっちょまえに手洗いするかわいい姿を見せてくれますよ。

ちなみに男の子は、手洗いをサボりたがるかもしれません。笑

洗ったとしても、ほんのちょっと手を濡らすだけとか。

パパの影響!?

どっちにしても、大人をよく見ているということです。笑

 

 

そして、トイトレのために必要なものを先に準備するわけですが、これも、お子さんの性格や好みに合わせて、何を買うか考えます。

 

我が家では、取っ手の無い補助便座、踏み台、トイトレ専用でない普通のパンツ10枚、を購入しました。

 

準備編で詳しく書いてありますので、ぜひお読みくださいね。

 

準備ができたら、まずはパンツを履きたくなるように仕向けましょう。

おねえさん、おにいさんパンツなどど表現したりしますが、子どもたちは赤ちゃんでなくなってきたことを誇りに思っています。

もちろん、まだまだ甘えたいときもたくさんあるのですが、そのおにいさん、おねえさんへのあこがれの気持ちをくすぐりましょう。

 

トイレに行くことに抵抗を持たないように、トイレは楽しい場所だと教えてあげましょう。

先に書いた通り、お子さんが大人のトイレ中にのぞいてきたりしても、ちょっと恥ずかしいですが見せてあげましょう。

 

ちなみに私は、外出先のトイレで、何度も恥ずかしい思いをしたことがあります。

子どもと一緒に個室に入るのですが、『ママ、でたの?ねぇ、でた?』

と執拗に聞かれたりすることは日常茶飯事でした。

嘘をつくわけにもいかないので、正直に答えましたよ…。

 

お店のトイレで一緒に入った個室の中からカギをあけられそうになったこともありますし、家の中でも個室に入ってきたかと思ったら、個室の扉を開け放ってまた出ていくなんていうことも、もう慣れてきてしまって、なんなら二人目が生まれてからは、子どもたちの安全確認も含めて、ドアを開けたままのこともしょっちゅうありました。

 

お子さんの体の成長も見ていきましょう。

膀胱にしっかり貯められるようになっているかどうか確認します。

 

2時間くらい、オムツが濡れていない

朝起きる直前にオムツが濡れていない

 

このあたりで確認することができます。

トイレの時間の間隔があいていることが、大前提となります。

 

 

そして自分で、したい!を伝えられえること!

言葉がはっきり話せなくても、ジェスチャーでも片言でも、トイレに行きたいことを自分から言えるとベストです。

でも、挑戦していく上で徐々に言えるようになってくる子も多いですよ!

 

 

さて、お子さんがトイレに喜んで来れるようになって、本人もトイトレにやる気があり、間隔があくようになって、トイレに行きたい旨を伝えられるようになっていたら、計画実行のときです!

 

最低でも丸々3日休みになる連休のタイミングで、できればあたたかい季節に決行するか、寒い季節の場合、部屋やトイレが寒くないように工夫するなどして、いきなり普通のパンツを履かせます。

何も履かない方法でもオッケーです。笑

 

 

カーペットなどは取っ払って、濡れても大丈夫なお部屋にしておきます。

トイレのマットやスリッパも撤去しておくのがおすすめです。

床ももちろんきれいにしておきます。

どうせ汚されますが。

 

 

朝起きたらすぐ、食事の前後、お出かけ前、帰ってきてすぐ…などなど、徹底してトイレに誘い、最初は行くだけでも大成功、徐々にトイレでの成功回数を増やしていきます。

自分でも行きたいときは教えてね、とお話ししましょう。

 

 

もちろん、最初からうまくはいかないことのほうが多いでしょう。

失敗しても、拭いて、また次教えてね、と言います。

淡々と、こちらからもトイレに誘うし、お子さんからも言ってくれるようにお話しします。

 

 

お子さんは、パンツが濡れてしまったり、床にこぼれてしまったりすると、とても驚いた表情をすると思います。

これがとても重要です。

濡れてしまうと不快であることを、自分で理解していきます。

 

 

徹底して誘うことを繰り返し、成功した時はほめましょう!

だんだん成功回数が増えてくると、お子さんの自信にもつながってきます。

お父さんお母さんも、あきらめずにがんばりましょう!

ここがふんばりどころですよ!

 

 

お出かけ先でも、今日はオムツね、とは言わず、できるだけパンツで過ごしましょう。

さすがに出先では、オムツの中に普通のパンツを履かせます。

 

 

親のほうがあきらめずにこれを続けていると、だんだんとこれがスタンダードになっていきます。

 

 

忙しかったり、洗濯物が増えたり、大変なのは痛いほど分かります。

でも、お子さんもがんばっているので、お父さんお母さんも、一緒にがんばりましょう!

この、洗濯物が多いというポイントも、あたたかい季節にトイトレに挑戦したほうがいい理由のひとつです。

冬はなかなか乾かないですからね。

 

 

どのくらいで定着するかは、本当に個人差が大きいです。

我が家も、もう完成かな?と思っても、何度もシャーッと水たまりができました。

 

 

だんだん、子どもも、失敗しちゃった、パンツが気持ち悪い、次はトイレで!が分かってきます。

 

まとめ

近道も、魔法のやり方もなくて、前提条件をクリアした状態で、いきなり普通のパンツを履かせて、トイレでするほうが気持ちいいことに気づいてもらい、トイレですることをお子さんが自ら選ぶように持っていくのです。

 

我が家の場合も含め、すぐにできたわけではありません。

トイトレ完了したと思っても、失敗することも何度もあります。

 

失敗談も成功例も見ていただき、あきらめずに、いきなりパンツ大作戦を継続する活力にしていただければと思います。

 

誰もが通る道です。

パパにも協力してもらって、家族みんなでトイトレ完了までがんばりましょう。

トイトレ完了する頃には、家族の絆がますます深まっているかもしれませんね!