息子が習い事の水泳教室に通い始めて3ヶ月になりました。
最初の進級テストは順調で、今まで水が怖くて、お風呂やシャワーでも泣いていたとは思えないほど、成長が著しく、感動させてもらいました。
その後プールに通い続け、二回目の進級テストに挑戦しましたが、ちょっと問題も…。
我が家の実体験から、習い事を何歳から始めるのがいいのかを決める時に、参考にしていただけたらと思います。
子供が水泳教室に慣れてきた
始めのうちは、周りの様子をうかがいながら見よう見まねで練習に参加していた息子でしたが、だんだんプールにも慣れてきて、先生にも慣れてきて、周りのお友達にも慣れてきました。
慣れることはとてもいいことなのですが、その分、問題もありました。
息子は、だんだん、練習中にお友達とふざけるようになりました。
練習はギャラリーから見守っているので、最中に声をかけることはできないのですが、練習が終わった後で、帰りの車内や練習前にも、息子に毎回お話しをしていました。
プールでふざけたら、どんな危ないことがあるか、息子に考えてもらい、自分で答えてもらうと、水に落ちたり、おぼれたりする、と答えてくれました。
今日の自分はどうだったか聞くと、ふざけていた…と言います。
並んでいるときや、順番を待つときに、お友達ががんばっているのをよく見て、かっこよく待つんだよ、と言うと、その時は元気よくはい!と返事をしていましたが、いざ次の練習時間になると、やはり友達とじゃれ合って、ふざけてしまっています。
そして、お友達とのじゃれ合いにとどまらず、先生の指示にもどうやら従っていないような様子が見てとれるようになりました。
もちろん、声などは聞こえないので、先生や息子の動きなどで予測したにすぎないのですが、先生が、終わったらそっちで並んでいてね、というようなしぐさをしているのに、息子は言うことを聞かずにプールから出ずに遊んでいたり、さらにエスカレートして、先生に水をかけたり、しまいには順番に並ぶことすらしなくなり、他のみんなが2順目の練習に入っているのに、息子は列からはみ出して、ぼーっとしたり、先生に呼ばれて渋々列に戻ったものの、ビート板を水面ですべらせて遊んだり、ちょっとおふざけのレベルを超えてしまう様子が目立つようになってきました。
先生に話を聞きたい
先生に、練習中の様子や、息子の発言などを確認したいと思っていましたが、一コマの練習が終わると、次のクラスの練習がすぐに入るので、なかなか先生と話す機会がありませんでした。
主人にも息子の様子を話して、主人からも厳しめに注意してもらいましたが、次の練習では少しだけ大人しくしていたものの、さらに次の練習ではまたおふざけの状態に戻っていました。
私としても、注意したりお話しする以上に、どう息子に教えたらいいのか分からず、本当にケガをしたり、怖い思いをしないとこの子は分からないのかな…と、心配になってきました。
あまりに練習態度が悪ければ、退会してくださいと言われてしまうかもしれません。
なかなか先生と話ができないまま、息子には注意したり、話をするも、あまり改善されない日々が続きました。
ある日の水泳教室で
そんな中、ある日のプールの練習終了後、息子の背中にすり傷ができていました。
息子に、これはどうしたのかと聞くと、泳いでいるときにぶつかった、と答えました。
背中に傷をつけるような状況で泳ぐことがどうしても考えられず、息子の言葉を疑いました。
本当に泳いでケガしたの?と念を押すと、少し目を泳がせながら、うん…と言います。
たぶんウソだなと思いましたが、これはいいチャンスだと思い、受付の方に事情を話し、先生に練習中の様子を教えてほしいとお願いしました。
先生は次の練習に入ってしまったので、後ほど電話で状況を話していただけるとのことで、一旦プール教室を後にしました。
帰宅後、息子の背中にばんそうこうを貼りながら、どんなふうにぶつかったのか教えてちょうだいと、状況を聞いてみましたが、なんとも支離滅裂で、つじつまの合わない答えしか返ってきませんでした。
息子かウソをついていることが明らかでしたが、先生から話しを聞くまでは、その話題は一旦置いておくことにしました。
水泳教室からの電話
午後になって、私のスマホに電話がかかってきました。
水泳教室の先生からの電話でした。
さっそく電話に出ると、まずは先生から謝られました。
いやいや、毎週ギャラリーで見ていますが、息子が最近ふざけたり、先生の指示に従っていないような様子が見受けられるので、それを確認したかっただけなんですよ、クレームとかではないので、練習中の様子を教えていただけませんか?と話すと、先生はそうでしたか…と言い、少し安心したような声で話し始めました。
どうやら息子は、初めての進級テストが終わったあたりから、徐々に先生の言うことを聞かなくなっていたようです。
お友達とふざける、先生が注意しても聞かない、挙句の果てに先生にいたずらをするようになっていたようです。
ギャラリーから見ていて、予測していた通りの状況でしたが、改めて聞くと悲しくなりました。
そして、背中のすり傷は、先生が見ている場面ではなく、おそらくふざけて遊んでいるときにプールサイドか、プールの深さ調整をしている台にぶつかったのだろうと話してくれました。
これでは、学校で授業妨害をする不良みたいなものです。
いつ出禁にされてもおかしくないなと感じました。
こちらが完全に悪いので、先生にも周りの生徒さんにもご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんと謝りました。
先生は、いえいえ、練習中にケガをさせてしまったのはこちらの目が行き届いていなかったゆえのことなので、申し訳ありません、と言ってくれましたが、はっきり言って、先生は何も悪くなりません。
先生は、これからはもう少し厳しめに注意したり、指導していきますと言ってくださいました。
集団の中での過ごし方や、家庭や保育園以外で、どういうふうにするのかを学ぶのも、習い事のひとつだと言ってくれ、今後ともよろしくお願いしますとまで言ってくださいました。
私も、家庭でも注意していきますし、本人にもまた話して、言い聞かせますと約束し、こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたしますと言って、電話を切りました。
息子は、私の電話を聞きながら、ばつが悪そうな顔をしていました。
息子との話し合い
電話でのやりとりを聞いていたので、自分のウソがばれたなと思ったのでしょう。
困ったような顔をして黙っていました。
私だけなら、その場で激怒して、息子を怒鳴りつけていたでしょう。
しかし主人が、自分が話すと申し出てくれ、主人と息子で話し合うことになりました。
主人はあまり大きな声を出したりはしませんが、真剣な表情で息子と話してくれました。
息子は、うなだれながらも話を聞き、次からは真剣に練習すること、ふざけないこと、先生の言うことを聞いて守ることを約束してくれました。
私は、息子に何度約束を破られているか、数えきれないくらいがっかりしては、また約束の繰り返しなので、正直、嫌気がさすこともあります。
何回約束やぶったら気が済むの!と怒ってしまうこともあります。
主人はそんなふうには怒らず、淡々と大切なことを話し、約束をして話し合いを終わらせていました。
こんなに約束を破るのは我が家だけなのか、一般的な4歳って一体どうなんだろうと、いつも考えてしまいます。
世間の平均と比較してもしょうがないことも分かっているのですが、危険と直結するような場面で約束を破られてしまうと、本当に落ち込みます。
下の子が、私が悲しい気持ちになっていることに気付いたのか、ママ、元気だしてねと言って、頭をなでなでしてくれました。
もちろん息子も、優しいところ、良いところももたくさんあります。
我が子を信じて、何度も話して教えていくしかなのですが、本当に育児やしつけには終わりが見えなくて、不安になります。
その後の水泳教室での練習
主人と約束をしてからは、あからさまに先生にいたずらしたりする場面は目立たなくなったようですが、それでも、指示に従っていないような場面や、自我を通そうとしているような場面もまだまだ見てとれました。
先生は、言葉での注意だけではなく、息子が指示を聞かないときなどに、息子の体を抱きしめて、危険なことをしているのを止めてくれたりするようになりました。
息子も、言葉だけで注意されるよりも、自分を制御しやすくなるようで、なんとか言うことをきける場面が増えてきました。
先生には本当に感謝です。
今後、言葉での注意だけでも、しっかり自分を制御できるようになってほしいです。
むしろ、最終的には注意されなくても、していいことと、してはいけないことと、自分で判断できるようにならなければいけません。
家庭で教えられることは、根気強く言い聞かせ、教えて行きたいと思います。
3ヶ月の練習の成果と反省
3ヶ月の練習で、技術的な進歩よりも、集団行動でのふるまいを学びました。
学んだ、というレベルに達していませんので、集団行動でどうするかをもっと学んでもらう必要性に気づいた、と言ったほうが適切かもしれません。
家庭や保育園以外での集団行動で、どう適応していくかを学ぶことができました。
息子は、誰かと仲良くなったり、遊びを探したり、楽しく過ごすことは得意なようですが、先生の指示に従って、ルールを守りながら集中して一つのことに取り組むのは、まだまだ練習が必要なことが分かりました。
親がいなくても、怒る人がいなくても、誰も見ていなくても、やるべきことをやるというのが、今後の課題になってきます。
遊びと、真剣に取り組む場面と、きっちりと気持ちを切り替えてできるようになってほしいものです。
いくら普段から話して聞かせていても、いざ親から離れてみると、気が緩んでふざけてしまったり、約束が頭から抜けてしまうこともあるようです。
息子が今後、この課題をクリアできるようになるまで、親として見守って行きたいと思います。
まとめ
習い事をすることで、家庭なら親が止めたり、守ったりする以外の状況を体験することができます。
子供たちが少しづつ大きくなっていけば、大人がずっと見守って、助けてくれる場面だけではなくなります。
私は、子供たちがケガしたり、痛い思いはできるだけしたくないなと思ってしまい、ある意味では過保護な部分があったのかもしれません。
習い事をすることで、子供が親から少し離れ、家族以外の大人や、さらには自分で自分の身を守るために、約束を守ることが大切なんだということを、理解できる助けになります。
子供にべったりではなく、適度に離して見守るということも、大切なんだなと感じた、プール教室でのできごとでした。
みなさんのお子さんは、いかがですか?
ウソをつかないとか、約束を守るとか、できるようになったのはいつごろですか?
ぜひコメントで教えてくださいね!
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