カブトムシやクワガタの成虫の飼育!マットなどの飼育用品の準備

自然界から人間の都合で連れてこられたカブトムシさんたち。

飼育ケースの中で可能な範囲内にはなってしまいますが、できるだけ居心地の良い環境を作ってあげたいものです。

 

長生きしてもらい、産卵して、次の命につながっていく様子を観察できれば、子どもたちはもちろん、大人も学ぶことが多いのではないでしょうか。

 

今回は、素人でもできる飼育用品の準備をまとめてみましたので、お読みいただければ幸いです。

 

ちなみに私は、カブトムシの飼育経験は今まで一度も無く、これが初めての挑戦となります。

クワガタを飼ったことが一度だけありますが、家の近くにたまたまいたオスのみを飼育したため、もちろん産卵などを見ることもなく、成虫の寿命までを観察した程度です。

 

子どもたちの、カブトムシを飼ってみたいという熱い想いに答えるため、普通のワーママが素人ながらネットでいろいろと検索しながら、手探り状態でやっているところでございます。

 

そして、今回はオスメスのペアで我が家にお越しいただいているので、産卵から孵化、幼虫のお世話、さなぎの観察、羽化するまでをぜひ見せていただき、命の尊さ、自然の不思議、子どもたちと一緒にいろいろ感じ取っていきたいと思います。

 

捕獲編はこちらからご覧ください。

 

皆様、あたたかい目で見守ってくださいませ。

また、こうしたほうがいいよ!というご意見など、コメントいただけたら、改善しながら飼育がんばっていきたいと思いますので、ぜひぜひ教えてくださいね。

 

昆虫ゼリー(エサ)

言わずと知れた昆虫のお食事になります。

飼育環境で樹液を提供することは不可能ですから、この昆虫ゼリーに頼ることになります。

 

私たち人間も衣食住が欠かせませんが、カブトムシさんたちは衣服は着ませんから、食は最重要項目といえます。

 

実は、わたくし、恥を忍んで申し上げますが、小学生の頃に一度だけ昆虫ゼリーを食べてみたことがあります。

 

前述の、クワガタを飼育していたときのことですが、飼育していたクワガタが天に召され、昆虫ゼリーが少し余ってしまいました。

 

まるで人間の子ども用のミニゼリーと同じような形をして、同じような香りのするそれに、どんな味がするのだろうという興味が、あくまでも虫のエサであって人間は食べてはいけないという理性と戦い、パッケージの裏面に書かれた成分表を何度も読み、命にかかわるような重篤な症状が出ることは無いだろうという結論に至り、わざわざ母に自主申告した上で(万が一の時はよろしくという気持ちだったのかも)、ひとつだけいただきました。

 

母は私が昆虫ゼリーを食べるのを見ながら、爆笑していましたが、何の変哲もない普通のフルーツゼリーの味がしました。決してまずくはない。

普通すぎてリアクションができない…。

 

…ですが、良い子のみなさんや、チャレンジャーな大人の皆さんも、絶対に真似をしないでください。

 

なぜなら、今回この記事を書くにあたっていろいろ調べていた中で、いろいろな問題点が見えてきました。

 

ネットショップなどの昆虫ゼリーのレビューなどをひとつひとつ読んでいくと、昆虫ゼリーの個包装の不備で液漏れが発生し、入っていた他のゼリーもベタベタになってしまっていたとか、しっかり密閉されていなかったためか個包装の中でカビが発生して緑色になっていたり、一定の割合でそういったことが起きているようです。

人間の食用とするには品質管理が不十分であることが分かります。

 

もちろん、賞味期限を長くするための、防腐剤も入っていますが、特に乳酸系のゼリーなんかで、密閉に問題ありの状態のものをたまたま食べてしまったりしたら…

結果は容易に想像できますよね。

 

繰り返しになりますが、昆虫ゼリーを人間が食べないようにしてください!

食べたおまえが言うなやと怒られそうです。

 

飼育ケース (虫かご)

さて、今回、カブトムシとクワガタのそれぞれをペアで連れ帰ってきたわけですが、まずは昆虫の家となる、飼育ケースを用意したいと思います。

 

我が家には、既にミナミヌマエビ御一行様が先住民として同居しており、こちらと並行してお世話していくため、飼育ケースを置くスペースなどの問題もあり、あまりに大きいものは置くことができません。

 

子どもたちのちょうど目線ほどの高さのカウンターに、飼育ケースを設置することになります。

 

そのため、家族会議の結果、といっても主人と私の二人で決めましたが、市販の飼育ケースの小さいほうから二番目くらいのサイズを探すことになりました。

 

ホームセンターには、サイズも種類も豊富な品ぞろえがあり、飼育ケースひとつだけでも迷ってしまうくらい置いてありました。

そして、値段も意外に高い印象でした。

 

ホームセンターを見てから、近くのダイソーも見に行ったところ、手ごろなサイズの飼育ケースが300円で売られていました。

ただ、その店舗には飼育ケースラスト1個しか在庫が無く、その一個はひとまず確保し、またさらに別の店舗へ飼育ケースを探しにいきました。

…が、最終的に車ですぐ行けるダイソーを4件回りましたが、そのサイズの飼育ケースは全て品切れとなっており、購入できませんでした。

 

ただ、いつまでも全員を同居させておくわけにはいかないので、前から家にある一番小さいサイズの飼育ケースにはクワガタさんに、今回購入した一回り大きい飼育ケースにはカブトムシさんに入居していただくことになりました。

 

今後、ダイソーで飼育ケースを発見したら追加で購入するつもりですが、おそらくどのご家庭でも、このサイズが適当と判断されるのでしょう。

しばらく見つからない気がします。

 

ちなみに、カインズホームの飼育ケースで、同等サイズのものがお安く販売されていました。

ダイソーの300円には負けますが、398円となっていて、リーズナブルです。

飼育ケースのふたも白色で、インテリアのじゃまをしない優秀なデザインです。

ただ、レビューを見ると、あまり丈夫ではなさそうな予感。

乱暴に扱ったりせず、ひと夏だけ使用するなら十分かな?という感じです。

 

昆虫マット(土)

昆虫マットは、要するに土です。

 

ただ、昆虫マットとして販売されているもののほうが安心です。

園芸用の腐葉土も販売していますが、農薬などが使われていることも多く、最悪の場合、カブトムシの幼虫が★になってしまうこともあります。

 

腐葉土を選ぶ場合は完全に発酵していて、農薬などの入っていないものを選びましょう。

 

我が家では、たまたま最初に入ったダイソーに在庫があり、昆虫マットを購入することができました。

 

採集場所の土をそのまま使う場合、ダニや他の虫たちが混ざる可能性もありますので、注意が必要です。

 

また、採集同様に、所有者の許可をしっかり取るようにしましょう。

 

転倒防止材(足場になる木)

転倒防止材と言われても、初めはピンときませんでしたが、カブトムシの足場となる木のことです。

 

足場となる木が無い状態でひっくり返ってしまった場合、足を引っ掛けるものがなく、うまく起き上ることができません。

起き上れないまま体力を消耗すると、力尽きて★になってしまうこともあります。

 

こちらもダイソーにも販売していますが、カブトムシシーズンになると需要が多く、飼育ケースに入る小さめサイズは品切れになることが多いようです。

 

我が家では200円の大きな朽木を購入し、のこぎりでギコギコと切って、飼育ケースに入る大きさに調整することにしました。

 

朽木と言っても中心部分はまだまだ生木に近い状態で、しばらくのこぎりを動かしていましたが、なかなか切れませんでした。

 

昆虫採集から帰ってきて、その足でこんなことをやっているので、アラサーの体にはけっこうきつく、最後はもう手が疲れてきてしまい、あやうく自分の手にものこぎりをかけそうになってきたので、のこぎりで半分以上切ってから、最終的には素手で割って小さくしました。

もはや、キャンプ用の薪でもいいような仕上がりになってしまいましたが…。

 

カブトムシを採集した場所に、ちょうどいいサイズの朽木が落ちていたら、それを拾ってくるのもひとつの方法ですが、何度も繰り返しになりますが、私有地などの場合は勝手に持ち帰らず、所有者に必ず確認しましょう。

 

カブトムシの収集も飼育も、体力勝負なんだなぁと改めて実感しました。

 

歳をとってからは子どもたちに付き合ってあげることも、どんどんしんどくなってくるでしょうから、今少しでも体力のあるうちに、とことん付き合いたいなぁと思いました。

 

販売されているものは、昆虫ゼリーを置けるように穴があいているなど、飼育に便利なように工夫されています。

 

エサ台なども一緒に陳列されていますが、プラスチック製では軽すぎて、エサ台としての意味を成さず、また、木製のものだとある程度の重さがあり、万が一エサ台ごとひっくり返してしまうと、カブトムシ自身の体に傷をつけてしまったり、最悪の場合、寿命を縮めてしまうこともありえます。

エサ台を使うかどうかは、慎重に決定したいところですね。

 

まとめ

我が家では、ダイソー商品をベースに、飼育グッズを揃えることができました。

 

上記で挙げたもの以外にも、コバエ発生を防止する不織布のシートや、森林風の背景など、なかなかおもしろい小物がたくさんありましたよ。

 

飼育まではしなくても、昆虫グッズを眺めているだけでも楽しいものです。

私がもともと100円ショップが好きなこともあるのでしょうけれど。

 

採集に使ったアミも、そういえば100円商品でした。

ヌマエビ捕獲のときも大活躍してくれて、100円以上に働いてくれています。

 

準備ができたら、いよいよ飼育を開始します。

子どもたちにも、年齢に応じてできる役割を持ってもらい、生き物を飼う難しさや、責任を学んでほしいものです。

昆虫たちのお世話は、そういう学びもあるので、やはり素晴らしい体験だなと思います。

飼育に必要なものを揃えて、しっかりお世話して大切に育てていきたいですね。

 

カブトムシが産卵してくれました!記事にまとめていますので、ぜひ併せてお読みください。

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