子供の水泳教室で、2回目の進級テストがありました。
1回目の進級テストでは、予想以上に頑張りを見せてくれて、親もとても感動しましたが、2回目の進級テストはどうだったのでしょうか。
進級テストを受けてみて気が付いた問題もありました。
お子さんが習い事を始めるにあたって、耳で聞いたルールややり方などを、どこまで理解できるのかを判断するときに、この記事を参考にしていただけたらと思います。
目次
水泳教室の普段の練習で
先生が、こういうふうにやってくださいと口頭で説明をした後、お手本を見せてくれ、生徒たちが真似してやってみるというのがいつもの流れになっています。
生徒たちは、先生の話を耳で聞く、聞いた内容を理解する、お手本を見る、聞いた内容と合わせて理解を深める、お手本を真似して自分の体で再現する、ということができなければなりません。
特に小さい子どもたちの場合は、口頭での説明では理解しきれないことが多いです。
だからこそ先生のお手本があるのです。
学校の授業もそうですが、ある一人の生徒がやり方を理解しきれていないからと言って、その一人の生徒のためにもう一度説明したり、何度もお手本を見せてくれるわけではありません。
家庭でなら、我が子が理解できたかどうか確認しますし、理解できていないと感じたら、何度か繰り返して教えたり、お手本を何度も見せることもできます。
自分の子供のために、いくらでも時間を割けるからです。
しかし、習い事ではそうはいきません。
何人も練習に来ている生徒たちのうちの1人であり、その子のためにマンツーマン指導の契約でもしていない限り、ある一人の子のために時間を割くことはありません。
水泳教室での練習の理解度
練習が終わった後、今日はどんな練習をしたの?と聞くと、子供なりに説明して教えてくれます。
しかし、語彙が少ないからなのか、具体的に説明ができません。
青いやつ、赤いやつ、あそこ、あの、と、ほとんど指示語を使って話すので、正直初めて聞く人なら全く意味が伝わってきません。
ただ単に、説明がうまくできないだけなのかなと思って、あまり心配していなかったのですが、説明できないのではなく、練習内容を本当に分かっていなかったことが、後から判明しました。
2回目の進級テスト
2回目の進級テストでは、ギャラリーから見ている間は、まぁまぁがんばっているなぁという印象でした。
普段の練習でできるようになったことも、だいたいクリアしているように感じました。
テストの合間にこちらを見て、姿を見つけると手を振ってきたりして、余裕があるのかなと思わせる感じでした。
テストが終わり、着替えを手伝うために更衣室に向かうのですが、息子に話を聞いてみても、すごくがんばった、ぜんぶできた、と言っていました。
そうか、よかったね!と一緒に喜んでいたのですが、後から見せられた進級テストの結果カードには、合格のハンコが一つも増えていませんでした。
ちょっと一瞬フリーズしてしまいましたが、まずは着替えを終わらせて、受付で進級テストのルールを確認してから、帰宅しました。
進級テストのルール
それぞれの進級テストの項目に、合格基準というものがあります。
例えば、リズミカルに連続で3回水中に入る、というルールでも、リズミカルの意味や、2回では足りなくて3回やらないとダメ、という意味を、息子は理解していませんでした。
そのため、結果としてはその項目は不合格となってしまいます。
普段、練習の前に先生はルールを教えてくれなかった?と聞いてみると、教えてくれた、と答える息子。
先生は、どうやったらいいよって言ってたの?と聞くと、分かんない、と言います。
練習中にふざけたり、話を全く聞いていなかった可能性もありますが、そもそも、もし話を聞いていたとしても、合格基準まで理解して練習に臨むことができたかなと考えると、我が家の息子には少しハードルが高かったように思います。
そして、進級テストの項目も、今通っている水泳教室だと、細かく項目が分けられていて、しかも、達成しなければ次のレベルの練習もさせてもらうことができません。
つまり、不合格が続くと、どんどん練習に遅れて行ってしまうのです。
本人は自信満々
帰宅後、今日もいっぱいできちゃった!と嬉しそうな息子。
本人は、基準に届かずにテストに不合格で、進級できていないことも分かっていない様子でした。
何から突っ込んだらいいか…という感じでしたが、まずはお昼ご飯を食べてから、今日は合格がもらえなかったことを話しました。
息子は、意味が分かっていないようで、頭の上にたくさんの『?』が浮かんでいましたが、次のテストまで、また同じことをやるってことだよと言うと、やっと理解した様子で、えっ??と驚いていました。
本人は、自分はしっかりできたと信じて疑ってもいなかったのでしょう。
少し気の毒な感じもしましたが、不合格が覆ることはないので、次までにがんばってもらうしかありません。
親としても、同じ練習にまた2ヶ月会費を払うのか…という気持ちで、お財布にも優しくない状況ですが、仕方ありません。
今度からは、合格のルールをちゃんと先生から聞いて、意識しながらやってみようね、と話しました。
他のプール教室では
今回の不合格を受けて、他のプール教室では、進級テストの基準はどうなっているのかなと調べてみました。
進級項目は、プールによってさまざまで、最初の項目は似たり寄ったりではあるものの、練習中にできていることをコーチが認めれば合格扱いにするとか、生徒の力を見極めて、飛び級制度があったりとか、浮かぶ練習をする前に、ビート板を使っての泳ぎの練習が入ってきたりと、水泳教室ごとに意外と違いがあることが分かりました。
水泳教室は、家から通いやすく、混雑しすぎないという理由で現在通っているプールを選びましたが、交通手段が限られていないなら、進級項目も確認してから、通う水泳教室を選ぶのもひとつの方法かなと思いました。
我が家は、今さら教室を変更することにはならないとは思いますが、今後もしなにか状況が変わったり、水泳教室を変更することになった場合は、進級項目も注意して見てみたいと思いました。
これから水泳教室を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
不合格の原因
不合格になってしまった原因は、いろいろあるとは思いますが、まず一番に挙げられるのは、息子本人が練習中にふざけたりして、先生の話を聞いていなかったことでしょう。
息子は、プールに慣れ始めてから、ふざけたり、先生の指示に従わなかったり、いたずらしたりする場面がありました。
それらが今になって影響を及ぼして、結果的に進級テスト不合格という形で、自分に返ってきたのです。
親としても、金銭的に影響があるので、痛いところです。
そして、もうひとつ考えられるのは、夏の間に入浴ではなくシャワーで済ませていたので、自宅で毎日練習していた一回目の進級テストの時よりは、自主練習が少なかったという点が挙げられます。
最初のテストでは、予想以上に合格をもらって驚きましたが、その分、毎日お風呂で、親も一緒になって練習していました。
ほんの数回、市民プールに遊びには行きましたが、息子は練習するのは嫌がって、滑り台や、自己流でビート板で泳いだりして、遊んでいました。
その状態で、俺は一人で泳げると自信満々になっているのですから、自主練に励むなどあり得ません。
水泳教室でも、市民プールでも、遊んでばかりいて、合格基準に沿った練習をしなかったツケが今になって効いてきました。
進級テスト2回目の成果と反省
進級テストに合格できませんでしたが、合格のためのルールや基準を理解すること、そのためには先生の話をしっかり聞く必要があること、合格するには、それなりの自主練習が必要であることなどを学ぶことができました。
親ももちろん痛手でしたし、息子にとっても、お友達だけが進級して進んでいく悔しさや寂しさなどを感じて、今後の水泳教室に、真剣に取り組むきっかけになってくれたらいいなと思います。
まとめ
とんとん拍子でうまくいった1回目とは違い、ある意味では挫折を経験することができました。
だからこそ、しっかり話を聞く、真剣に練習する重要性が分かったと思います。
いや、分かってくれないと困ります。
次回の進級テストまで、息子が練習に集中して、真剣に取り組む姿を見せてくれることを期待しています。
また、秋になって少し寒くなってきたので、浴槽にお湯をためて、お風呂での自主練習もできる機会が増えると思いますので、次回は少しは進級テストも前に進めるといいなと思います。
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